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-島歩き- 島へんろ八十八カ所

5番 堀越庵~6番 田の浦庵~10番西照庵

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5番と6番は、内海湾と坂手湾を隔てる小さな半島にある。半島の北側には、海岸線をなぞる様に道路が走り、内海らしい穏やかな海を見ながら走ってると、アクセルを握る手も、自然にゆるゆると緩んでしまう。

さて、5番札所の堀越庵は、この半島の真ん中あたり。

度々停まり、地図とにらめっこしながら、海岸線の太い道路を曲がり集落の中へ。

するとあっという間に集落も抜けて、また海が見えた…なんと半島を横断したのだ!
ミニチュアサイズの半島に驚きつつ、ようやく見つけた札所の小さな看板。


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その看板からは、徒歩でしか行けない。

幅1m程の道を遍路石の矢印と、「お遍路さん!そこそこ!」というおばあちゃんの声に助けられ、やっと見つけた堀越庵。


見つけた事より、白装束も金剛杖も持たない僕に、「お遍路さん」と優しく声を掛けてくれるおばあちゃんが何より嬉しかった。


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参拝して、再びバイクで海岸線を半島の先へ向かう。

向かう先には有名な「二十四の瞳」岬の分教場があり、おばあちゃんの優しい面影から一転、そこは観光客で溢れ返っていた。


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分教場の路地を曲がるとスグあるのが、田の浦庵だ。

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無人の庵ではあるが、綺麗に掃除されおり、近所のおばあちゃん達の憩いの場になってる景色が想像できる。そんな優しい雰囲気の漂う庵だ。


来た道を戻り、一路10番 西照庵へ。

小豆島遍路の旅は巡る順番がまちまちなのが独特で、番号順に巡るのは難しい。順番は気にせず気の向いた札所へ向かおう。


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西照庵は、草壁から坂手に至る幹線道路沿いで、近辺には醤油蔵と佃煮屋さんが立ち並び、モロミの香りが漂う街だ。

バイクで走ってると、空気の境目が面白い。

いきなりモロミの香りがしたり、市街地を抜けると急に空気がヒヤッとしたり、潮と田畑の香りの境目だったり、島にはそんな境界が沢山ある。

モロミの香りとお線香の香りに包まれながらのお参り。

さて、次は苗羽市街に点在する札所を歩こうかと...

■松浦雅峰

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コメント(2)

堀越庵に立ち寄られたんですね。ここが私の住んでいるところです。庵のとなりの運動場は私が子供の頃まで苗羽小学校堀越分教場の建物が残っていて、四季を通じて、私たちの遊び場でした。そして、その下の家が作家壺井栄さんのご主人繁治の家です。運動場跡地にはこの壺井繁治の碑があります。(私の父方は壺井家の家系図をみると血のつながりがあります)壺井栄さんの書かれた「二十四の瞳」の中に出てくる分教場のモデルは、本当はこの分教場と思われます。壺井栄はこの堀越分教場を見ていて、戦後小豆島を一躍有名にした小説二十四の瞳の構想を生み出したのかも知れません。人は自分の生まれ育ったところへの思いが強いと思います。私もこの堀越が大好きです。幼い頃の思い出、青年期の思い出、そして結婚してから現在までの時間の中に、一杯ここでの思いでがつまっています。

>たくろう大好きさん
いつもありがとうございます。
二十四の瞳の舞台が、堀越庵近辺だったとは知りませんでした。
でも、あの雰囲気を思い出すと、納得できる気がします。独特な優しく落ち着いた雰囲気の漂う集落だった覚えがあります。小豆島遍路は、たくろう大好きさんの様に、思い出の詰まった痕跡が、なんとなく分る…そんな地元密着型の札所にあるとも思います。いつまでも、そんな空気が残っていてくれるように願っています!

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