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-島歩き- 小豆島おもしろ草子

閑話休題の最近のブログ記事

日常にある歴史的建造物

小豆島町の吉野地区の小さな溝にかかっている橋。
近くに住む人たちが毎日利用している橋である。
その橋を横から見ると、右から左に「記念橋」と彫られている。
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何の記念なんだろう?と、小さな欄干を見ると・・。日露?
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開戦!
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どうやら、日露戦争の開戦時に造られた橋のようだ。
日露戦争開戦といえば1904年。今から106年前に造られた橋。
1世紀以上の間、この橋はこの地区の人たちの暮らしを支え続けている。
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銅鏡

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銅鏡

先日、このブログの読者から驚く話を聞かされた。
今から60年ほど前、その方のお父さんが少年の頃、とある池のほとりで銅鏡を掘り出したというのだ。
その池は川のそばにあって、川から水を取り、池が一杯になると排水するいわゆる灌漑用の溜池である。
その取水・排水口のところに小さな祠があり、その下から出てきたということである。
しかしながら、子供心に何かいけない物を掘り出したと思い、恐ろしくなってまた埋め直した、というのだ。
さっそくその場所に行ってみたが、今はコンクリートで覆われていて、とても掘り出せる状況ではなかった。

で、昨日。5月16日の四国新聞「古からのメッセージ」に「水への祈りを込めて」という記事を見つけた。
高松市の居石遺跡。川跡から分岐する灌漑用の溝の取水口で、川底から約50cm間隔で3枚の銅鏡が出土したという記事だ。
なぜ、このような場所から銅鏡が出土したかと言うと、「古事記」に次のような歌があるという。

隠所の 泊瀬の河の 上瀬に 真杭を打ち 斎杭を打ち 斎杭には 鏡を懸け 真杭には 真玉を懸け・・・

つまり、居石遺跡の川から水を引き入れる溝に作られた堰を神聖なものとし、鏡を懸けて祈った、というのである。ダムが無い古代では、水を安定して得るために、取水口という重要な場所に願いを込めて鏡を懸けて祀ったというのだ。

この記事の内容は、読者の方から聞かされた話にピッタリと符号する。
その埋め直した銅鏡があるという場所も、取水口の下なのである。

今もその場所に銅鏡が眠っている。

以下次号

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小豆島の地名の由来

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地名の由来

”袖もぎさん”の記事にコメントを頂いた立花さんからのリクエストで、小豆島の地名の由来を調べていると、面白いサイトを見つけた。

「ポリネシア語で解く日本の地名・日本の古典・日本語の語源」である。
地名には意味のわからないものが多い。
ましてや、古事記や日本書紀に出てくる地名・人名は言葉に出すのさえ難しいようなものばかりだ。
それはなぜか?元々外国語だからである(と、書いてある)

ふむ。たしかに先に音があって、記紀が書かれた時に漢字をあてはめたというのは正解だろう。
魏志倭人伝などを見ると、それがはっきりわかる。

で、小豆島。
小豆島を「しょうどしま」と読むようになったのは鎌倉~室町時代らしい。
それまでは「あづきしま」だ。
上記のサイトによると、「ア・ツキ」はポリネシア語で『本体から南方へ向けて三つの岬を突き出している』という意味らしい。
ちなみに記紀による小豆島の別名「大野手比売(おおのでひめ)」は「オホ・(ン)ゴテ」『起き上がった(高い山がある)・乳児(乳をほしがる。水が不足している。』

これは凄い。古代から小豆島は水不足だったらしい。

「星ケ城」は「ハウ・チ(ン)ガ・チオ」『岩牡蠣に・似た・荒々しく突出している』
「寒霞渓」は「カヌ・カハ」『ぼろぼろの(浸食された)・縄のような』

驚きなのは「土庄」である。
「ト・(ン)ガウ・チホウ」『鍬で・掘り割ったような・場所』
オリーブ広場の方言コミュで話題になった「トンガー(鍬のような道具)」は、ポリネシア語なのだ!

面白い、これは面白い。

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間者碽

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大師の御水

13日から始まる町教育委員会主催のパソコン教室の準備で、午前中より西村公民館に集まっていた。
午後3時半にようやく設置が終わり、解散になったのだがチャーリー氏とkatz氏の3人で、公民館の裏側にある「大師の御水」を見に行こうということになった。
徒歩で約5~6分。石積みの井戸には、ほぼ地面と同じくらいの水位になるくらい湧水が貯まっていた。
「大師の水」をお祀りしたお堂の横に、「かんじゃがわとお水の大師」と書かれた説明があるのだが、「かんじゃがわ」がわからない。

特に川があるわけでもなく、水は井戸に湧いているのだ。そこで「かんじゃがわ」は何かと言う話になった。
で、結局「この水で料理をするのだろう」という結論になった(かんじゃがわ としろう)

その後、その上にある誓願寺まで行った。誓願寺の横に墓があり蘭塔さんのような物も5~6個。
写真を写そうかと思ったが、欄塔さんの横に首無し地蔵があり、怖いのでやめた。

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オタマさん

佐々木信胤の「隠し財宝」の話を書いて思い出した。
あれは数ヶ月前・・・。

私は小さな佃煮工場を経営していて、工場の前で直売もしている。
シャッターを開けるとすぐに通りなので、雑多な人が立ち寄る。
戸を開けて入るわけではないので、やってくるのは佃煮を買いにくる人だけではない。
「トイレかして下さい」「○○さんの家は、どこですか?」「あなたは神を信じますか?」
実にいろんな人が来る。

その日は小雨が降っていた。白髪の老人が一人で入ってきた。
「雨やどりしてもいいですか?」
「あ、どうぞ。振り出しましたね。」
しばらく世間話をしていたのだが、突然その老人が言い出した。

「堀越の山の中に、金・銀財宝が埋っているのを知っているかな?」

知らない。知っているハズがない。知っていれば掘っている。
金・銀・パールプレゼントなら洗剤のCMで聞いたことがあるが。

「マジっすか!?」Σ( ̄□ ̄;)
「ところが、その金・銀・財宝はオタマさんの霊に守られて誰も見つけられないんじゃよ。」

・・・オタマさん。オタマさんて誰?

「オタマさんの霊は恐ろしい。近づかない方がいいかもしれん。」
そう言い残して老人は去って行った。

誰だ、オタマさん。玉梓が怨霊か?でもあれは「南総里見八犬伝」
たしか「細川ガラシャ」もタマだ。しかし小豆島とは関係が無いはず・・。

そこで「はっ!」と思い出した。細川ガラシャ・・キリシタン。
島にも隠れキリシタンの話がある。もしかして・・・!

あの老人は何が言いたかったのだろう。謎だ。

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プロフィール

紅雲亭 一葉
プロレタリア文学作家の血を引く佃煮屋さん。
読む人をして声を出して笑わせしめる天賦の文筆力を授かる。 その文章に根強いファンが増えるはず。

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