ヘッダーをスキップ




自然を感じる!


地蔵崎と白浜

2006年09月07日

小豆島をぐるりと周回する国道436号線は、道幅も広く、快適なドライブが楽しめるのだが、一旦幹線道路を外れると昔からの島の道は細くて、傾斜もきつく、運転が得意でない私はいつも慎重な運転を強いられる。

坂をのぼりきろうかという辺りで、視界がパアっと開けて、海が広がった。

海

ここは小豆島の三都(みと)半島の先っちょ、地蔵崎。
島の最南端だ。

すぐ前が備讃航路。大小たくさんの船が行き交っている。

ここから眺める瀬戸内海は「さぬき百景」のひとつになっていて、なるほど、見晴らしがすごく良い。

岬の先端

岬の先端に立ち、毎日安全な航海を見守っている白い灯台が青空をバックによく映える。
対岸には五剣山が見える。

灯台の沖合い2000メートルが航路になっており、高松の海上保安部に聞いてみたら、一日にこの灯台の前を通る船は700隻位あるそうで、「瀬戸内海の銀座」とも例えられるらしい。

公園

灯台から来た道を少し戻り、海側へ降りていくと、「釈迦ヶ鼻園地」という公園に出る。
駐車場、トイレ、芝生の広場があり、一休みにもってこいの場所だ。

公園


海へも歩いていける。芝の広場を抜ければ、白浜と呼ばれる白い砂の長いビーチがある。

小豆島という所は複雑な海岸線と島々を背景に島のあちこちに夕日スポットがあるのだが、この地蔵崎もそのひとつ。

海

沈んでいく夕日と、穏やかな波の音。
対岸の夜景、海を照らす灯台の明かり。

次にここへ来る時は、夕暮れ前からテントを設営して、一晩かけてゆっくりと夜の海を楽しむ贅沢を楽しみたい。

中山千枚田

2006年09月04日

小豆島の自然、と言うより風景か。

人と自然が共存している景色も、優しくて良いものがある。

「日本の棚田」100選にも選ばれている、島の中央部、中山地区に広がる千枚田。

中山千枚田

千枚田といっても、実際は800枚程なのだそうで、標高150~200メートルの山腹に大小の田んぼが波状に並んでいる。小さなものはたたみ2畳分程の大きさだ。

各田んぼには名水とうたわれる湯船山の湧き水が流れこんでいて、昔から水不足に悩むことはなかったのだとか。

訪れたのは、8月の半ばを過ぎた頃。一面の緑の稲が風に揺れていたけれど、田植えの頃には水の張られた田んぼの一つ一つに空が映ったり、秋の彼岸時分には、小金色になった田んぼの周りを赤い彼岸花が縁取ったりするのだろう。

千枚田の中腹にある春日神社には、農村歌舞伎の舞台があって、秋には大勢の人が歌舞伎見物にやってくるそうだ。

神社から湧き水の出る湯船山まで、棚田のあぜ道をたどりながら一時間程で歩いていける。

途中、名水で喉を潤しながら季節ごとに変わる棚田の様子を、のんびりハイキングを楽しむのは気持ち良さそうだ。

中山千枚田

中山に棚田が作られたのは、室町から江戸時代にかけてという。

長い歴史を持つ景観も、最近は高齢化と後継者不足で空き田が増えてきた。

「大きい田んぼは残るんですが、小さいものが荒れてきていますね…」話を伺った小豆島町観光課の方の言葉。

一人が数枚の田んぼを持っていても、山向こうにあるような田んぼへは思うようように手入れができず、荒れてしまうケースがあるのだという。

棚田の後継者不足は中山に限らず、全国的な問題だそうで、都会の人に貸し出しするオーナー制で盛り返した場所もあるそうだが、中山千枚田ではそれもなかなか根付かないでいるらしい。

この、のんびりした景色がずっとあれば良いのだけど、、、、
自分には何もできないけれど、そんな思いで千枚田を後にした。

中山千枚田