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豊受大神
皇祖天照大神を祀る伊勢神宮。神社の中でも別格とされ、神社本庁の本宗とされている。
内宮は天照大神を祀り、外宮は豊受大神を祀る。天照大神は太陽神として、知らない人はいないくらい有名な神様であるのに対し、豊受大神に関してはほとんど知られていない。
不思議なことに、なぜか記紀も黙殺しているのである。唯一の手掛りは九世紀初めに記された「止由気宮儀式帳」に天照大神が「私一人では寂しい。食事もやすらかに取れないから、豊受大神を御饌の神として呼んでほしい」と託宣し、丹波の国から豊受大神が招かれた、と書かれているくらいである。
そこで調べてみると、丹後一宮に豊受大神を祀る「籠神社(このじんじゃ)」というのがある。
ここは通称「元伊勢籠神社」と呼ばれている。
「籠」という字は「この」と読むらしいが、普通の読みは「かご」である。
そこで私は思い出した。わらべ唄の「かごめかごめ」だ。
かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀と滑った 後ろの正面だあれ?
私は子供のころからこの唄が怖かった。意味不明なだけに恐怖が募るのだ。
「いついつ出やる」が「いついつJR」だと怖くないのだが。
この唄には諸説があって、徳川埋蔵金のありかを示した唄だとか、遊女を唄ったとか、妊婦が突き落とされた唄(これは怖い)だとか言われているが、はっきりしたことは判らない。
私は、豊受大神を唄ったのではないかと考える。
籠神社に祀られていた(幽閉されていた)豊受大神が、天照大神に呼びつけられて世話係りをさせられたという悲しみを唄ったのではないだろうか。
そのストーリーを説明しよう。
以下次号
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